オフショア開発の成功事例の作り方:ウクライナのオフショアチームプロバイダーであるMobilunityは日本企業向けにウェビナーを開催
ウクライナのソフトウェア開発チームプロバイダーのMobilunityは、2020年11月11日に日本企業向けに「日本企業対オフショアリング。オフショアリングがうまくいかない日本企業はなぜ多いのか」オンラインウェビナーを開催しました。
オフショア開発チームプロバイダー、Mobilunityは11月の上旬に日本企業向けにオフショアリングに関する「日本企業対オフショアリング。オフショアリングがうまくいかない日本企業はなぜ多いのか」と題してオンラインウェビナーを開催しました。本ウェビナーでは、ウクライナと日本の講演者がオフショア開発チームの構築及び管理に関する意見を交換し、視聴者と様々なアドバイスを共有しました。
2019年以来、Mobilunityのトップマネジメントが日本を訪問し、オフショア開発を積極的に検討している50社以上の日本企業とお会いできました。
来日の際、Mobilunityのチームは多くの日本企業はオフショアリングを既に試したことがあるものの、殆どの日本企業はオフショアリングに実際には満足していない、あるいはオフショアリングの方法とそれを成功させる方法に関する情報が不足していることがわかりました。
ヨーロッパのオンライン教育イベントの主催者として、また参加者として、Mobilunityのチームは日本企業がオフショアリング全般についてより良く理解できるように、エキスパートがオフショア開発の成功及び失敗事例を紹介するオンラインウェビナーを開催することにしました。
Mobilunityは4人のオフショアリングに関して豊富な知識を有する講演者を招き、オフショア開発の主要な各要素について講演していただきました。
日本企業のオフショア立ち上げのアドバイザー及びフォージビジョン株式会社のプロジェクトマネージャー、山崎孝氏は下記を含むベンダーの選択方法の様々な秘訣を紹介していただきました。
- 最終的に意思決定する前に行うべき調査
- オフショア先の選択方法
- ベンダー選定の主要ポイント
- 様々なニーズやプロジェクトタイプに適しているオフショアモデル
株式会社エス・キュー・シーの代表取締役であり、「オフショアリング完全ガイド」、「オフショア開発 PRESS」、「標準テキスト オフショアプロジェクトマネジメント【SE編】」、「標準テキスト オフショアプロジェクトマネジメント【PM 編】」などといったオフショアリングに関する著作の作成に従事している倉田克徳氏には「オフショア開発におけるコミュニケーション問題とその解決策」について講演していただきました。倉田氏はオフショア開発における品質管理に関する有意義な情報を教えていただき、自分の経験に基づいた言葉や文化の違いにより発生するミスコミュニケーションの解決策をご紹介いただきました。
Tokyo Digital Music Syndicates社のCTO兼Technical Director、小松純氏はリモートチームの管理方法についてご講演いただきました。小松氏はMobilunityの専門開発チームと1年間にわたって協業しており、双方にとって開発プロセスがスムーズであるように、チームとの日々のコミュニケーションの調整についてご説明いただきました。ウェビナー後、小松氏は「自身がオフショアの開発チーム立ち上げにチャレンジした経緯についてお話しするのは初めてでしたが、多くの方に聞いていただくことができ、大変有意義でした。機会を頂きありがとうございました」と述べていました。
本ウェビナーでは、視聴者の皆様からは数多くのご質問と高い評価を頂きました。講演者の倉田氏は本ウェビナーについて「昨今の日本国内における開発現場は、技術者の不足もありオフショア開発が当たり前になってきている。もちろん、プロジェクトや企業によりケースバイケースでもあるが、外部委託をするときには海外開発ベンダーも選択肢に入れることは当たり前になってきている。今回のMobilunity社主催のウェビナーについても、日本企業からオフショア開発をするときのいろいろな観点からの注意点、また、発注側、受注側のプロジェクトマネージャーが参加することによる現場の経験豊富な事例は参加者にとって、非常に参考になったことと思える。Mobilunity社主催のオフショアウェビナーは、発注側、受注側双方の話が聞けるので非常に有意義である。今後も、このようなウェビナーの開催に期待したい」と発言しました。
Mobilunityは、日本企業がオフショア開発を検討する際に、自社の更なる成長に貢献する最良の選択ができるよう、このような日本企業向けの教育イベントを引き続き開催したいと考えています。